まだまだ続きます。表銀座シリーズ(;・∀・)
今年のお盆の山旅です。一日目はこちら。二日目はこちらです。
表銀座縦走
燕岳(二百名山・2763m)~大天井岳(二百名山・2922m)~槍ヶ岳(百名山・3180m)
2007年 8月13日(月) 三日目
今日も4時頃に目を覚まし、テントの中でしばらく、ぐだぐだしていました。基本、いつもスパッと起きられません(;´Д`)
明るくなってきたようなので、ようやく顔を出しました。常念方面からご来光です。今日も快晴だ~♪ヽ(´ー`)ノ(ノ´ー`)ノ(ノ´ー)ノ
ついに!あのとんがりのてっぺんまで駒を進める日がやってきたのですね・・・。
朝食を作ろうとガスに火をつけたら、なんだか火力が弱い。カートリッジを振ってみると、シャリ・・シャリ・・・っと弱々しい音がする。
ガス、全然無いじゃん!?Σ(゚д゚lll)ガーン
ラーメンもパスタも山ほど持ってきた無印のスープも無駄に重たいだけ(涙)。アルファ米は水で戻るし、小屋はいっぱいあるし、最悪、生でラーメンかじればいいし(?)餓死はしないだろうということでなんとか欝から復活。
まだ6時台ですが、テントはほとんど片付けられ、モリは最終出発組でした。素敵なテン場で名残惜しいです。
ザックを背負うと、うーん、全然重たくないっ!一日目のように足にくる感じがないというか・・・体が慣れるというのはこういう状態なのでしょうか?アミノバイタル効果で筋肉増強した??すでに自分の体重になりつつあります(こんなに重かったら嫌ですが(;・∀・))。
出発後、1分ぐらい歩いて小屋の方に呼び止められました。今回二度目のストック忘れ発覚ですっ!!(;・∀・)空気が薄いのに、駆けつけてくれて、しかも分岐の看板の前で写真まで撮って下さいました。これから大下りするのに、下りきって気づいたら大変でした。ありがとうございます!
6:40ヒュッテ西岳出発!
東鎌尾根の情報は事前に収集していたものの、やっぱり緊張します。ハシゴはちゃんと通過できるかな・・・?
ヒュッテ西岳から高度差200メートル程、水俣乗越まで下ります。
結構急な下りです。ハシゴもあります。道の両側にはお花が咲き乱れていましたが、ここまで来てコケたらつらいので、お花には目もくれず下ばかり見て歩いていました。
下りきったところで休憩。少しひらけていて、最低鞍部のように錯覚しますが、水俣乗越はアップダウンしたさらに先です(;´Д`)
高瀬ダムが見えました。ダムであろうとなんであろうと、青く輝く水は美しいです。テンション上がります♪
沢音がするなぁと思っていたら、まもなく左手に槍沢が見えてきました!中房温泉からついに槍沢(=上高地)に合流の瞬間・・・( ´∀`)
7:55水俣乗越着。
たいして歩いていないのに、気温が除々に上がり始め、すでにお疲れモード (´Д`lll)
水俣乗越から槍の標高差は約700メートル。登るだけならほどほどの標高差ですが・・・東鎌尾根序盤戦、アップダウンはまだまだまだまだ続くのです。
急な斜面を登りきったかと思いきや!すかさず下ります。
ニッコウキスゲが咲き乱れていました( ´∀`)癒される・・・。
北穂方面でヘリが旋回しているのが見えました。ヘリはホバリングしたり、行ったり来たりで、荷揚げのような様子ではありませんでした。もしや・・・と思っていたのですが、帰宅して調べたら、やっぱりこの時間帯に北穂で滑落した方のニュースがありました(幸い怪我で済んだそうですが・・・)。山でヘリを見ると身が引き締まります。無事に帰らなければ!
こんなハシゴは序の口ですっヽ(`Д´)ノ
眼下には槍沢。これから登ってくる色とりどりの人々が米粒のように見えます。
少しずつ高度を稼ぎます。空は紺碧!槍のふところに抱かれて、苦しいながらも現実離れした景色を堪能・・・(゚∀゚ )
そして、その時はついにやってきた。超ロングハシゴ!!
気分は出初式ですよ!?極力下を見ないようにしてなんとか通過。もー、まじで怖いです((( ;゚Д゚)))慎重に下れば大丈夫・・・??ハシゴの前は渋滞していました。一人ずつ行かないと危ないですよね。
ハシゴの下は少しひらけていて、恐怖から解き放たれた人々が休憩を取っていました。モリもとっても休みたかったですが、あまりにも人が多いので通過してしまいました(;・∀・)
来た道を振り返る・・・。常念は松本からいつも眺める山でしたが、裏側から見てもキレイですね。今朝出発したばかりのヒュッテ西岳がとっても小さくなりました。少しせつないです。

北鎌尾根が細部にわたって鑑賞できます。細かいギザギザがついており、見るからに険しい稜線です。今日、北鎌から来ている人もいるのかな・・・?
登っても登っても、下ってしまうので標高はなかなか上がらず、日はすっかり高くなり、殺人光線炸裂。ヘロヘロになりながらじりじりと前進しました。
ヒュッテ大槍まであと3分の看板発見!キタ━(゚∀゚)━!
10:35ヒュッテ大槍着!
出発してから4時間経過Σ(゚д゚lll)
もう槍は射程圏内ですっ!!
ここで休憩しようか迷いましたが、殺生ヒュッテが目の前に見えていたので、先の小屋で休もう♪と、なんとなく思い、出発してしまったのですが。。。
殺生ヒュッテまではトラバース道があり、登る感じではありません。
いや、むしろ下っている!?
そうです 。殺生ヒュッテの方が標高が低いのです。東鎌尾根から来た場合、殺生に寄るのは、槍沢に下りたいのでなければ、あんまり意味がないんです((( ;゚Д゚)))
半分ぐらい来てしまい、戻るのもめんどうなので前進してしまいました。うぅっ。
10:50殺生ヒュッテ着。
東鎌尾根はまだ少し残っていますが、大きなアップダウンはもうなさそう。一安心です。なにより、もう槍は目の前!山頂は若干ガスが出てきましたが、ここまでの縦走で絶景はたらふく味わったので、槍に執着がなくなってきてしまいました。ガスでもいいんです。むしろ今まで晴れていたことに感謝です!
1リットル200円で水の販売がありましたが、煮沸しないと飲めない水との事。ガスを切らしているので泣く泣くミネラルウォーター(350円)を購入。なっちゃんは500円。雪渓で冷やされていて、程々に冷たかったです。
今日も大変な暑さで、あんまり食欲が無く、行動食をかじってごはんにしました。いつも行動中はあまり食べられません。この機会に脂肪をがっつり!!消費してくれればよいのですが??
11:25殺生ヒュッテ出発。
下ってしまったので小屋の裏から東鎌尾根に登り返して復帰します。槍沢を歩いてもいいんですけど・・・ここまで来て槍までつながないわけにはいきません!!ヽ(`Д´)ノ
復帰するのに20分かかりました・・・しかも急登(;´Д`)ハァハァ
ここから槍岳山荘までは非常に稜線がやせており、両側が切れ落ちていて怖い箇所がありました。高度感たっぷりです。独標から西穂に比べればまだマシかも?高所恐怖症のノビと一緒の時は素直に槍沢から登った方がいいな・・・と思いました。
あぁっ!!もう目の前すぎて何がなんだかわかりません!!(混乱)
12:30槍岳山荘着!
おつかれさまです!本日のお宿に到着ですっ!
小屋の前にテーブルがあり、たっくさん!!の人々が槍沢の景色を眺めつつ生ビールを飲んだり、カレーを食べたりしてくつろいでいました。しかし、本当にすごい人の数です。大天井荘の比ではありません。シンボリックな山容で、あらゆる縦走路が繋がっている槍ヶ岳。しかもお盆!テントは張れるのだろうか!?と、いまさらですが一気に不安になりました。
テントの受付を先にする小屋と、場所をとってから受付をする小屋とありますが、槍岳山荘がどっちなのかわからず、受付がかなーり混みあっていたので、テン場でくつろぐ方に訊いてみました。ここは受付を先にするとの事。あわてて受付に戻ります。
が
時すでに遅し・・・_| ̄|○
一応、受付の方に訊いてみると、5分前に売り切れたとの事。
えっ?5分前ッ!?Σ(゚д゚lll)ガーン
ここの許容量は30張。テン場は区画整理されており、受付をしたら割り振られた番号のところに張るそうです。一人用ならまだ張れそうな場所があっても、燕山荘のように張ることはできないそうです。
しばらく、ぼーぜんとしていましたが・・・まぁ、張れないものはしょうがないのです。絶好のロケーションを逃したのは痛いですが、明日の下りがラクになるという考え方もあります。よしっ!ちゃっちゃと槍に登って殺生に張るぞっ♪(早っ)
小屋の前にザックを下ろして、空身でてっぺんに登ります。行列は想像の範囲内でしたが、蟻のような人の列を目の前にすると、もー、目が点です!これだけの人が連なって、滑落事故とかあまり聞かないことを思うと、実は安全な山なのでは?と錯覚してしまいます。
取り付くまでに、まず行列に並ばなければいけません(;・∀・)
時間がかかることは必死。万博の行列を思い出しつつ、進むのを気長に待ちました。
少しずつ高度が上がり、展望が良くなってきました♪
落石は絶対厳禁!!なので石を落としてしまわないよう、細心の注意を払います。それにしても、人と人との距離が近すぎです。何かあったら道連れですよ・・・!?
高度感あります(;´Д`)ハァハァ
前進しない時は石にかじりついていました。数日後に落石事故があったそうです。たくさん人がいるのでなんとなく安心感がありますが、安全なわけないです・・・。山頂手前に長いハシゴが何ヶ所かありました。東鎌尾根のハシゴより短いので大丈夫!
13:55槍ヶ岳山頂着!!

1時間かかりました(´Д`lll)(コースタイムの倍)。せまい山頂には、人がぎっちり行列・・・。
山頂到着と同時に下山の列に並ぶのですね!?Σ(゚д゚lll)ガーン
やった~!登ったぞ~!!という達成感は、この状況下では感じられません♪泣けるかもっ!?という期待は裏切られ(;・∀・)。自由に動き回ることもままならず(動いたら誰かが落ちてしまいそうです)お社の前で記念写真を後ろの方に撮ってもらい、列に並びながら、早く・・・早く下ってラクになりたい・・・と頭の中でぐるぐる考えていました(山旅初!山頂到着と同時に下山希望!)
西鎌尾根がとっても気になります・・・。
穂高方面はガスにまかれていて展望がありませんでした。空いている時期にいつか西鎌尾根からやって来て、穂高連峰を眺めたいな( ´∀`)
北鎌尾根からザイルをたぐって登ってきている方がいました!後ろにも数人居るようですが、姿は見えず。すごいです!!北鎌尾根から来る方を見ることができて感動しました!!しかし、山頂は人の山。自分も含めて、じろじろ見てしまい、申し訳ありませんでした。北鎌から来た人は拍手で迎えられる・・・と聞いた事がありますが、この状況ではそれもナイ・・・という感じです(;´Д`)
14:05下山開始。
下りはとても流れがよく、すいすい降りられました!ハシゴは登りより下りの方が気分的に楽ですね。
14:30槍岳山荘着。
こんな時間になってしまいました(;・∀・)
槍岳山荘は煮沸不要な水の販売がありました。1リットル200円。ここで補給をしておきます。
さて、今から殺生に行って張れるところはあるのでしょうか・・・?
カールがとってもキレイです。ガレガレで滑りやすいのでコケないように神経を使いました。振り返ればどんどん小さくなる槍岳山荘。近い将来張りに来るからな~っヽ(`Д´)ノ
15:10殺生ヒュッテ着。
受付は張れればOK!という感じでした。テン場から小屋は少し距離があり、しかもめちゃくちゃ岩がゴロゴロしているので、暗くなったら確実にけつまづきそうです。
遅い到着なので、まともな場所には張れません。なんとか張れそうなスペースを発見し、テントを設営。ちなみにこんな↓
文句を言ってはいけません!一人分の幅だけでもフラットな場所があるだけマシなんです!!テントが破けるのと、小屋泊まりするのを天秤にかけたら、小屋泊まりの方が安い・・・かも(゚∀゚ ;)
最後のガスを使ってラーメンを食べました。今回の旅で一番おいしいごはんだったなぁ( ´∀`)槍を眺めつつ、まったりまったり・・・。
テントで転がっても槍が見えるっ♪登るより眺めている方がいいな・・・。
日が落ちるまでに続々とテン場には人が到着して来ました。
「テン場じゃないよ!岩場だよ!!」
「まさに殺生だな!?」
というナイスな悲鳴が飛び交う中、ごんごんとテントは設営されてゆくのでした(;・∀・)
夕方・・・ガスに巻かれる幻想的な槍の姿を見ることができました。
目の裏を稜線の景色が泳いでいます。明日で旅が終わるのは寂しいけれど、また来るからいいよね?ずーっと眺めていた山にたどり着く事ができて幸せです。なんとも言えない気分に包まれて、本日も早々に爆睡!
ラスト!四日目に続きます・・・

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