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2009年10月 7日 (水)

向こう側へ。常念岳②

1日目はこちらです。

常念岳(百名山・標高2857m)

2009年9月21日 2日目

トイレの戸が閉まる音で目が覚めました。4時前です。日の出は5時半ぐらい?山頂までのコースタイムは1時間・・・4時半に出ればいいか、と思いダラダラしてしまいました(;・∀・)

4:25常念小屋出発。

サブザックにバーナーと朝食を詰め、ヘッ電をつけて真っ暗闇の中を歩き始めます。

4時前に登り始めた人々のライトの明かりが、はるか頭上でちらちらと揺れていました。道はザレ&ガレ&岩岩。ライトで探りながら歩くものの、時折道を見失ってしまいます。しまったー。ヘッ電歩行でコースタイム通りになんて歩けるわけないじゃん!もっと早く出てくるんだった、と思うも後の祭りで・・・(;´Д`)

地上とお空の境が次第に赤く焼け始めました。なんとかして向こう側に出ないとお日様が山に隠れて見えないのです。気持ちは焦るのに足は遅々として進まず。

待って、待って、

秋分の日はちゃんとお墓参りに行くから、神様お願い!( ̄ロ ̄lll)

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・・・間に合ったかもー!!ヽ(´▽`)/

山頂にはたどり着けなかったけど、尾根に出て、お日様が顔を出す瞬間を見ることができました。

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赤い光に照らし出される、大天井方面。

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お日様を撮る背後から、ただならぬ妖気を送ってくる槍様。常念の影が映っています。逆に、夕方はヒュッテ西岳から常念に映る槍の影を見る事ができるんですよね。

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朝と夜が入れ替わって行きます。線を引いたようにくっきりしている境目が、やがて白い光に覆われてわからなくなるまで、ぼんやりと大気を眺めていました。

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あぁ、山頂はまだあんなに遠い。お腹も空いたし、早くあそこで朝ごはんにしよう♪

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6:00常念岳山頂着!

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蝶ヶ岳方面へ縦走する方々が、痩せた尾根を下って行きます。

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蝶ヶ岳方面、手前のギザギザはニセピーク。円錐型のお山だと思っていたのに、ニセピークがあるなんて・・・と昔は思いました。

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のたうつ前常念。この尾根、もう二度と来るもんかーって思ったんだけど・・・見るともう一度歩きたくなってしまいます。街にダイブするような感じをまた味わいたいな。二泊三日ぐらいでライトに。はは・・・。

今日は白山まで見えます♪素晴らしい眺望でしたが、コンデジを忘れ、パノラマが撮れず・・・。゚(゚´Д`゚)゚。。デジイチで撮ってみたけど上手く合成できませんでした。残念だけど、肉眼でみた景色に勝るものはないし、見たかったらまた来ればいいのです!

涸沢小屋を眺めながら、あちら側もこちら側もみんな笑顔なんだろうなぁと妄想しました( ´∀`)。山頂は混雑MAX!日が高くなるにつれ、山が白っぽくなってきてしまったのでそろそろ帰ることに・・・。

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7:05山頂出発。

今日も麓からぺっかりと山頂が見えているんだろうな。

見下ろせば、これから登ってくる人々のありんこのような大行列!(;´Д`)。常念小屋の収容人数って一体何人!?((( ;゚Д゚)))。布団1枚に2人?いや3人か??石を落としたりしたら大変なので、人が通り過ぎるまで待機します。下りの方が時間がかかりそうな予感です。

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紅葉が見られるとは思っていなかったのに・・・日当たりの良い山肌から順番に色づいていました。今年の紅葉は10月の連休までもたないのかな~。

8:20常念小屋着。

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※クリックすると拡大します

無事下って来られた~(*´д`*)。常念は美しいだけあって、しんどいお山なのです。小屋から山頂ピストンだけですでにお疲れです。。。今日は下山後の予定が無いのでテントを乾かしながらのんびりと撤収しました。小屋まで下っても眺めがよく、去りがたいです(´・ω・`)。同じように常念ピストンの方々も多く、皆さんのんびりしています。常念乗越から一足安曇野側に踏み出せば一瞬で槍の姿は見えなくなります。この瞬間が、どうにもせつない・・・。

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また来るって言ってみても、次はいつになるのか。

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今年は一度も見る事ができなかった、大好きなイワツメクサが岩陰でひっそりと息をしていました。うれしいな。うれしいな。 そうそうたる山々の素晴らしい眺めも、ビールも良かったけど、実はこれが一番嬉しかったかも・・・しれない( ´∀`)

10:10下山開始。

途中、シャリバテてしまい胸突八丁あたりで40分ほど昼休みにしました。昼前には下山する予定だったので1食ぶん足りず、余ったアルファ米のお茶漬けと非常食のドライマンゴーで飢えをしのぐ羽目に。いつも食料を大量に余らすからと、絞ったのが裏目に出ました。ラーメンぐらい余分に持って来ればよかったです(;・∀・)アルファ米がもったいない

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途中、山の神というふるい栃の木にお参りして、無事下山できた事を喜びました。一の沢は歩きやすく、水も豊富でとても良いルートでした。里山が常念なんだから、松本平は素敵ですね~。日帰りは無理だけど、またテントで来ようと思います!( ´∀`)

14:10登山口着!

帰りは、道沿いの穂高ビューホテルへ。露天風呂無し、車の扉に挟んであったチラシを持参したら百円引きになりました(通常500円)可も無く不可も無くですが、とても空いているので山帰りには気兼ねしなくていいかも・・・。

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後日岐阜へ帰る際、通りすがりに流行っているラーメン屋さんを見つけ・・・。ノビが、知ってる!有名なお店だよ!と言うので食べてみる事に。寸八という松本市筑摩のラーメン屋さんです。選んだのはとんこつ味噌にチャーシュー1枚トッピング。見た目のボリュームには心を掴まれたのですが・・・ですが・・・これは、若い子が好きなラーメンなのでしょうか?モリ&ノビともに、食後はぐったりしていたのでした。ネットでレビューを探すとおいしいって言っている人が多いんですけどねぇ~。店を出る頃には行列が3倍ぐらいになっていてさらにびっくり!うーん、わからない。残念(;´Д`)

今年の紅葉は早かったようですね~。標高の高いところではブナの黄葉がそろそろ始まるでしょうか??台風が葉をたくさん落とさなければいいな、と思っています・・・( ´∀`)

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2009年10月 4日 (日)

向こう側へ。常念岳①

稜線の紅葉は、今がまっさかりでしょうか?ちょっと前のお話ですが、秋の5連休。常念さんに逢って来ました(∩´∀`)

常念岳(百名山・標高2857m)

2009年9月20日 1日目

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土曜日は仕事だったため日曜から我々の4連休がスタートです♪都合で山に使える日は2日間。お天気はド快晴!テン泊ばんざいなのですヽ(´ー`)ノ。目の前にどどーんとそびえる常念に向かって安曇野を車でぶっ飛ばします。てっぺんにちゃんとたどり着けるでしょうか。足元には用水路からど根性稲がコンニチワ。実はスカスカだけど、ちゃんと生きてる!今日は世界が輝いているな~。

8時過ぎに到着すると駐車場はほぼ満車!先日の中房温泉に続き、今回もわずかに残った1台分のスペースに無理無理停めて出発なのです・・・(´ヘ`;)。登山口までは15分ぐらい歩きました。登山口の手前で路駐している車もたくさんあります。早く来ればもうちょっと上に停められたのかも(涙)

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9:15一の沢登山口出発!

監視員のおじさん曰く、お盆より人出がすごいとか。こんな時間にやって来て今さらだけど、テントを張る場所が無くなっていたらどうしようと一気に不安に( ; ゚Д゚)。無料休憩所で久し振りに「学校の椅子」を見ました。なつかしいな。トイレ有り。タクシーがごんごん到着し、色とりどりの登山者が登山口に吸い込まれて行きます。みんな、縦走なのかな。燕?大天井経由で槍?蝶?ここに来ているだけでも幸せなはずなのに、欲が深いので隣の芝生が青く見えて困ります(´д`;)

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2005年に、三股から蝶~常念をまるっと周回し、それ以来ひさびさの常念さんです。一の沢から登るのは初めてです。三股から登った時は登山黎明期で、化繊の重たいシュラフに背面の長さが合わないザック、靴の中で足が滑る4Eの登山靴という、今思えばずいぶん不自由な装備で登っていました。しかも累積標高を調べる知恵は無く、地図もまともに読めなかったので予想以上のアップダウンに疲労困憊、前常念からの怒涛の下りに最後は日が暮れて半泣きでヘッ電下山という・・・若気の至り山だったのでした(´ヘ`;)。常念って、台形型のお山だったんだ!という事実も衝撃で・・・。松本方面から見ると前常念がかぶってきれいな円錐型に見えるんです。思い込みで痛い授業料を払いました。登山は自己責任なのだとつくづく思います(;・∀・)

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一の沢は、名前通り沢沿いを進む道です。笠原沢ぐらいまではゆるゆる道で、あまり登っている感じがしないです。後で鎌首をキューっともたげるから覚悟してね♪と地図から声が・・・。標高差1200mの帳尻は最後に合うのか~(((( ;゚д゚)))

11:35笠原沢着。

笠原沢で昼休みにしました。川のほとりに居るとすぐに体が冷えてきます。日差しは強いのに、日陰に入ると空気はとても冷たいです。保冷バッグに入れてきた冷たい玉子焼きとミニトマトを食べ、元気になって出発なのです(´∀`)

12:10笠原沢出発。

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お花の残骸がたくさん残っていました。沢沿いだと花も多いのでしょうか。季節を変えてまた来てみたいですね。

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13:00胸突八丁通過。

わかりやすく、目の前にハシゴがお空に向かって伸びています・・・(;´Д`)

しかし、胸突八丁は思ったより短く、あっさりと水場に着いてしまいました。あー、よかった。

13:30最終水場通過。

じゃーじゃー流れています。ここで、水を2.5リットル補給しました。小屋ではビールを飲んだせいか、これで足りたので買い増しはしなくて済みました♪とても冷たいお水です。味は硬い感じの水?沢水味?こんなに高い標高でお水が手に入るというのは嬉しいですね~( ´∀`)

で、・・・ここから小屋までが遠かった_| ̄|○

樹林帯をジグザグと地味に上がっていくのですが、行けども行けども尾根には出られず・・・。こんなに良い道でバテバテでは、危ないところになんか行けないのであります(涙)いいタイミングでベンチが設置されているので、ベンチに転がりながら足元ばかり見て登って行きました(;・∀・)

14:40常念小屋着!

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唐突にゴール!!!(゚∀゚ )

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常念さん!明日行くから待っててねー。

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横通岳。あちらはいつか、大天井から来た時に・・・。

これまで槍側の眺望は全くありませんでした。それが常念乗越に着いた途端、どーんと槍様!!お約束の写真を撮り、テン場へ即移動です。小屋に近い場所はほぼ埋まっていましたが、今回はエアライズ2なので隙間にまだ張れました♪(トイレ代込みで600円。紙アリ)早い時間に来てもまっ平らな場所を取るのは難しそう。どこも微妙に傾斜があるように見えました。

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常念小屋は、ハイマツの陰に隠れるようにひっそりとたたずんでいます。

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焼き鳥or枝豆ビールセット1000円ナリ。槍と乾杯!!

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肉代をケチって切り落とし(腕?)にしたら硬かった・・・(´;ω;`)。燕岳でひどくむくんだので、キュウリを大量に持参しました。カリウムの利尿効果に期待です。みょうがと塩昆布と塩と一緒にジップロックに入れてもみもみです。

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最近、ヘビーローテーションなミニトランギア(アルコールバーナーとクッカーのセット。今回バーナーはお留守番です)以前、チタンのフライパンで焼肉をしたら、テフロン加工がしてあるのにもかかわらず、一発で焦げて、しかも焦げが取れなくなってしまい・・・(涙)。アルコールバーナー単品で買うよりお得かも?と思って軽い気持ちで購入した、このアルミクッカーが本命のバーナーと同じかそれ以上ぐらいにモリ的には秀逸でした!蓋がフライパンなのですが、アルミだからか、焼肉しても焦げつかないんです~。そして、托鉢のような、ボウルも程よい深さでいい形♪今まで使っていたエバニューかなんかの寸胴のチタン鍋は食器としては使いにくい形でした。しかも、鍋底が火に当たってペコペコに歪み、平らな所に置くとくるくる回る・・・(;´Д`)。山ではチタンと思ってましたが、アルミがいいです。チタンクッカーは湯沸し専門ですね。調理できません。もともとあんまりしないかもだけど・・・(;・∀・)

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お空は焼けなかったようです。槍の向こうにお日様は沈み、夜になりました。

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松本平の夜景です。こちら側に居るんだなぁ・・・。明かりの一つ一つに様々な思いがよぎって、常念から眺める松本平は特に感慨深いものがあります。麓から眺めてはため息をついていた常念さん。もうちょっと早く来れば良かった。いや、毎年一回は登ろう・・・と思いました。多くの人にとって常念岳は百名山の一つにすぎないのかもしれないですが・・・。色んな美しい山、素晴らしい山に登っても、常念は特別だな、と思うのです。こういうお山、きっと誰もが持っているのでしょうね。

テン場は傾斜があり、しかも狭いテントでノビのいびきが激しく炸裂!((( ;゚Д゚)))かんべんしてー

明日もお天気は良いはず。素晴らしい朝に期待して、ノビを転がしながら(横向きにすると若干静かになる)寝よう、寝ようと頑張るのでした。ふー。

2日目に続く。

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