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2008年2月15日 (金)

やっぱり聖地!冬の上高地

前日の乗鞍高原・善五郎の滝はこちらです。

上高地散策

2008年1月27日(日)

6時過ぎ・・・乗鞍観光センター駐車場で起床。標高が高いので、昨夜はかなり冷え込んだものと思われますが、食材&水はなんとか凍らずに済みました(;´Д`)。シュラフに布団と毛布をかぶって寝たので、寒くて目が覚める事はありませんでした( ´∀`)

車の窓からお天気を伺うと・・・

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キタ━(゚∀゚)━!

昨日はまったく拝めなかった乗鞍山頂がー!!

素晴らしいお天気です。これは、上高地も期待できるかも。急いで支度をして、タクシー会社に電話を入れます。8時で予約が取れたので、沢渡に移動です。

タクシー(アルピコ)の運転手さんはとても話上手で、世間話に花が咲きました。今日はアルピコも含めて合計3台のタクシーが沢渡付近に居るとの事。夏に比べて断然少ないです。予約は前日までにお願いします!と言われました。段取りがつかず、大変なんだそうです。すみません・・・。

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8:15釜トンネルのゲート出発。

入り口には他にも数名スノーシューを担いでいる方が居ました。テンション上がります♪この先には一体どんな光景が待ち受けているのでしょうか・・・?

トンネル内はほとんど凍結もなく、快適です。一応電気がついているのでヘッ電はなくてもいけるかも?場所によってかなり暗いのでちょっと怖いですが・・。傾斜はゆるく、ゆっくり歩けば息も切れません。

汗をかかないように歩かなければいけないのに。何故か気持ちが焦るのです。早く・・・早くあの向こう側に行きたい・・・!そして

でた・・・ヽ(´ー`)ノ

山の陰で光こそあふれていませんが、長く暗いトンネルに慣れた目に飛び込んで来た白い世界・・・!(゚∀゚ )。来たんだ。憧れてた真冬のあの場所へ。大好きなあの山々に久しぶりに逢えるんだ・・・!

路面は除雪で圧雪されています。ツボ足で大丈夫。ひたすら青い空・・・今のところ雲ひとつありません。できるだけ快晴を狙ったとはいえ、ここまで晴れてくれるとは正直思いませんでした。神様ありがとう・・・(´;ω;`)

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歩き出して数分で焼岳がお出迎え♪何度も通っているのに、この場所からまともに焼岳を眺めるのは初めてです。こんな山容だったんだなぁ・・・。

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穂高キタ━(゚∀゚)━!

上高地に着く前に昇天するかも(;・∀・)。燦然と輝く穂高たちは、夏以上に美しくて、厳しくて、現実感が無いです。まるで映画館の観客な気分・・・。さくさくと雪を踏みしめながら、現実である事を確かめます。

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ノビは今回初めての上高地なのです。最初にこんな上高地を見てしまったら目が肥えて仕方ないね~。

当初の予定では右岸を歩いて行く予定だったのですが、除雪された道に導かれるまま進んだところ、いつのまにか左岸に渡ってしまいました。除雪の雪の壁に阻まれて、本来の道を見落としてしまったようです。戻るのが面倒なのでそのまま前進あるのみ・・・(;´Д`)

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次第に大きくなる山並み。

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霞沢岳方面から朝日が射して来ました。木漏れ日が雪に反射してまぶしいっ。

9:40西穂山荘方面への分岐着。

西穂に上がる方向にもうっすらとトレースが。こちら側から登る方もいるのですね。ここで右手に折れて河童橋に向かう事にしました。圧雪されていない地帯に突入するため、スノーシューを装着します。

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しっかり踏まれており、ツボ足でも大丈夫そうです。積雪は4~50センチぐらい・・・?トレースを外れるとスノーシューでも埋まります。雪質はパウダー♪トレースを外れてみたり、くたびれて戻ったりを繰り返します。

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気温は・・・一体何度だったのでしょうか。放射冷却で相当冷え込んでいたと思います。行動中はしっとり汗をかくぐらいですが、立ち止まるとたちまち体温を奪われました。

10:10河童橋着。

夏は折れそうなぐらい人間がてんこ盛りになっている橋も、今日はほとんど誰も居ない!信じがたい光景です。観光客の視線が気になり(テント担いでると珍獣のように見られる気がするのはモリだけでしょうか・・・)いつもは早足で通過する河童橋。山の陰になり、薄暗いですが、せっかくなので休憩をとりました。

なんと今日はポットを忘れてしまったのです。ポットがないと行動中水分が取れません(;´Д`)。冷たいものを飲むのはホント、無理です。お湯を沸かして、甘酒を飲みました。しかし、今日の冷気は半端じゃない。ガスにかじりつくようにして暖を取ったりしてみるものの、効果無し。どうにもならなくなり、早々に腰を上げてしまいました。

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河童橋の上に立つのは小学生以来?そして気がついた。観光の方々が群らがるのは、ここから見る穂高の眺めが素晴らしいからなんだという事に!

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小梨平キャンプ場付近をうろうろして遊んでいました。雪の中にテントが数張。思い思いに歩き回った跡がたくさんあります。河童橋からほんの少し外れただけで、もう人影がありません。音は無く、鳥の声すら聞こえず・・・夏、あんなにたくさんいた鳥達は、今頃南の国を飛び回っているのでしょうか。

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凍りついた山。張り詰めた空気。木々の青い陰・・・。あまりに美しい世界に言葉も少なく、何を考えるともなく歩き回っていました。

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さて。お昼ごはんです。黒斑山のカップラの教訓を生かすべく、本日は直火で加熱できるチゲうどんを用意して参りましたヽ(´ー`)ノ。しかし・・・用意した野菜はもちろん、ウィンナーもザックから出した途端に凍りつき・・・((( ;゚Д゚)))。ペットボトルの水は、見ている側からヒビが入っていく始末。こんな冷気の中で食事を楽しめるようになるには、まだまだ修行が必要ですね♪やけくそ

モリの靴は一応2000m以下の冬山にも対応と歌っているものの、実質3シーズン用。かつてないぐらい爪先が冷えて・・・こここれはやばいかもっ。早く動かねば・・・

冬山は体力が要る。なぜなら

休憩できない(;・∀・)装備が貧相だとも言う

12:00小梨平キャンプ場出発。

時間がないので明神には向かわず、帰路に着く事にしました。来る時に眺められなかった大正池を散策します。

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河童橋は団体さんが休憩していたりして結構な賑わいでした。人が居ないのも好きだけど、これだけ世界が凍りついていると人の気配がちょっと嬉しかったりします。しかし、ひとたび河童から視線を外せば、そこは静寂な世界。大昔の上高地はもともとこんな風だったんだろうかと思いを巡らせました。

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12:40ウェストン碑と大正池の分岐。

ここから大正池までは沢沿いコースと林間コースがあるそうです。来る時に沢沿いコースを歩いたので林間コースにしてみました。どちらも大正池の手前で合流できるし、距離は同じぐらいのようです。

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ところどころに目印があるものの、トレースが無いと迷いそうな感じであります(´ヘ`;)。ある程度踏まれていますが、雪が深めなのでツボ足なら沢沿いの方がよいかもしれません。木道から外れるとがっくり埋まります。一本橋状態のほそーい木道をスノーシューで片足ずつ渡るのはなかなか困難でした(;・∀・)。と、文句言ってますが、とっても静かな樹林帯をひたひたと歩くのはやっぱり楽しいです。

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13:05田代池着。

池と言うか、川?箱庭のよう(´∀`)

13:20大正池着。 

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真っ白なひろーい空間に、焼岳がどどーん!!キタ━(゚∀゚)━!

実は・・・大正池を散策したのはこれが初めてだったりして(;・∀・)。上高地と同じぐらいすごい眺望にテンション激上がり。ガスが出始めた空を見上げつつ、朝こっちに来るべきだった・・・などと思ってはいけません。

湖畔は人影もまばらでとっても静か。こんな風景を独り占めしてしまってよいのでしょうか。まさに神様の住む庭ですね。

水際で氷を割ってみたり、焼岳の前でヤマーっとやってみたり、ひとしきり遊んだら寒くなってきてしまったのでした(;・∀・)。帰ります・・・。

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今度は夏に来るよ!

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雪に慣れた目にトンネルは暗く、帰りは行きより恐怖を感じました。帰ってくるのはあっという間ですね。寂しいもんです・・・(´;ω;`)

14:30釜トンネル着!

入り口で冬の上高地に関するアンケートをしている方々がいました。寒いのに、本当にご苦労様です。ご意見はありますか?と言われたので、ありません!大満足ですっと答えたらとても嬉しそうに微笑んでくれました。地元の方ですね。上高地を愛しているんですね!モリも上高地LOVEですよ♪

15時台の終バスに乗ろうと思い、タクシーを予約していなかったのですが、思ったより早く到着してしまいました。ダラダラしている我々にタクシーの運転手さんが話しかけてくる・・・。こいつらはお金がない!と観念したのか、観光バスがここに入るから、どかなきゃいけないんですよ。バス代と同じでいいので乗りませんか?と言ってきてくれましたーヽ(´ー`)ノ。乗ります!乗ります!

この時乗ったタクシーの運転手さんが食べ物に詳しい方で、思いがけず旅の思い出になるようなお蕎麦屋さんに出逢う事ができました。詳細はこちら。暖かいし、座り心地いいし、早いし、タクシー最高です~♪あんまり乗れないけど。

冬の上高地総評。

釜トンネルから2時間ぐらいでこんな世界が広がっているとは!写真で見るより、裸眼が最高です。(あたりまえ?)。3シーズンの靴で挑んだのですが、放射冷却&寒気で冷え込み、しもやけになってしまいました(;´Д`)。標高は低いのに、想像以上に寒かったです。

タクシーは沢渡からゲートまで片道2800円でした(アルピコ)。設備は、冬季トイレ(水が流れ続けている。紙あり)が要所にあるので困りません。中の湯の売店も営業しており、温かい飲み物の販売などがありました。沢渡からの交通手段だけがネックです。明神まで行くなら6時台に出発しないと我々には無理だな・・・と思いました。孤高の人のように、徳沢園でいつか宿泊してみたいなー。

装備の強化が課題です・・・(´∀` )

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コメント

うはぁ~ん、乗鞍がピンク色だ!
モリ&ノビさんと一緒に私も上高地に行ったような気分に
なりました。いや、行った。(←末期症状)

お天気最高ではないですか!穂高に鼻血ブーです。
夏はあっという間に行ける明神も、雪だとすごく遠く感じますね。たしかに朝6時ぐらいにスタートしないと日帰りは厳しいですね。まぁ暗くなっても上高地ならなんとか・・・
ブツブツ・・・・
しかしあっという間に食材が凍るなんて、年始に行ったときはそこまでの寒さではなかったです。
人間もじっとしてたら凍ってしまいそう・・・
それにしてもスノーシューあると遊びの幅が広がっていいですね。次の冬には欲しいな~。

投稿: ゆきぽん | 2008年2月16日 (土) 11時47分

ゆきぽんさんこんばんわっヽ(´ー`)ノ

ゆきぽんさんのレポを1月に拝見し、ますます上高地熱が過熱!山も、その他も、行きたいと思ったときに行かないと遠ざかってしまうものですよね・・・。素敵な刺激と天候のおかげで感動にめぐり合うことができ、感無量ですっ。゚(゚´Д`゚)゚。
この日、松本の最低気温が10度以下だったので、上高地は・・・(((( ;゚д゚)))しかし、強烈な冷え込みがもたらす空気の緊張感はなんとも言えず、夏山で満点の星空を見たときのような感覚を味わう事ができました。万全の装備があればまったりできたのでしょうね~(´ヘ`;)お正月は暖かかったのですね!そして雪上テン泊、うらやましいです~♪
冬山登山にスノーシューを持っていくのはつらそうだけど(3キロ弱!)まったりトレッキングには思った以上に気軽に使えていい感じです!でも、私の使っているものはちょっと重いので、MSRのライトニングアセント(女性用あり)を担いでいる方を見かけると、口半開きでガン見してしまいます(;・∀・)衝動買いにヘタこいたー!というほどではないけれど、片足で300グラムの違いはきっと大きいかと・・・トレーニングだっ!ううううらやましくなんかないぞっ(涙目)

投稿: モリ | 2008年2月17日 (日) 00時03分

(絶句)

おらも行きたい・・・

投稿: bun | 2008年2月20日 (水) 21時50分

bunさんこんばんわっヽ(´ー`)ノ

ハイっ!絶句でした!happy02
乗鞍を越えなければいけないので岐阜からだとなかなか気軽に行けないのが残念です・・・なんて、もっと遠いところから来ている方もいらっしゃいますよねcoldsweats01
もう2月も終わり。早いものですね!今年の春は鈴鹿&比良に出掛けてみたいと思い、今日、地図を買ってしまいました♪bunさんはそちら方面の山に詳しそう・・・!キンキンに冷えた上高地は本当に素晴らしかったけど、春の低山で木の芽を愛でるのがとても楽しみだったりしますcherryblossom浮気性で上高地に嫌われちゃいますね(´ヘ`;)

投稿: モリ | 2008年2月21日 (木) 22時52分

すごいっす。

この辺散歩するだけでも、かなりよいですねー。
ピンクだ。

最近、写真を見るだけで、空気を感じるようになってきました。

投稿: atsu510 | 2008年2月22日 (金) 00時25分

atsu510さんこんばんわっヽ(´ー`)ノ

本当に、河童橋まで行かなくても大正池付近で十分すごかったですhappy02
写真で空気を感じられるのはきっと色んな体験をされているからですね!atsu510さんの健脚な冬山レポには感動をたくさんもらっています。
まったりトレッキングでもスノーシューを持ち上げる脚力がとぼしく、結構いっぱいいっぱいだったりするので冬山登山に自分が行ける日は遠いですが、ちょびっとずつ前進してピッケルとアイゼンな世界に行けたらいいな・・・と甘い願望を抱いていますcoldsweats01
なんて、たいした努力してないのに、一体いつ行けるんだろうっ(恥)

投稿: モリ | 2008年2月22日 (金) 23時33分

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